韓国AI半導体企業リベリオン、サピオンと合併しユニコーン誕生

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韓国のAI半導体企業リベリオンがサピオンと合併し、ユニコーン企業として新たなスタートを切った。合併後の企業価値は約1兆3000億ウォンで、世界市場への進出を目指す。

要約すると韓国の人工知能(AI)半導体分野で初のユニコーン企業が誕生した。

AI半導体スタートアップのリベリオンは、SKテレコムのAI半導体系列会社であるサピオンコリアとの合併手続きを完了し、リベリオンとして新たなスタートを切った。

合併は約6カ月前に発表され、合併後の企業価値は約1兆3000億ウォン(約1386億円)に達する。

両社はAIインフラの競争力を強化する目的で合併を決めた。

リベリオンとサピオンは、次世代AI半導体であるニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を開発するファブレス企業であり、サピオンは2016年にSKテレコムの研究開発部門から分社した。

2020年には韓国初のデータセンター用AI半導体「X220」を発表している。

一方、リベリオンは2020年に設立された企業で、AIとシステム半導体の専門家であるパク・ソンヒョン代表が率いる。

リベリオンはデータセンター用AI半導体「アトム」を発売し、来年上半期には「リベル」を計画している。

現在、世界のAI半導体市場はエヌビディアが90%のシェアを持ち、リベリオンはその牙城を崩すために挑戦を続けている。

合併により、両社の優秀な半導体専門家が一つのチームとなり、開発効率と速度が向上することが期待されている。

新たなリベリオンの代表はパク・ソンヒョン氏が務め、AI半導体「リベル」を中心に世界市場への進出を目指す。

さらに、リベリオンは10月に英半導体設計会社アームやサムスン電子と協力してAI中央処理装置(CPU)チップレットプラットフォームの開発を発表。

これによりエネルギー効率を高め、競争力を強化する計画だ。

リベリオンは、SKテレコムと共にAIデータセンター分野での国際展開を進め、米国やサウジアラビア、日本などの海外市場で具体的な成果を出すことを目指している。

パク代表は、この合併が韓国のAI半導体産業の成否を左右する重要な局面であると述べている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c8536de24ef7703d17746f8e9d589cde2a8c244

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