映画『TATAMI』が東京国際映画祭で2冠を獲得し、2025年2月28日に公開決定。自由と尊厳を求める女子柔道選手たちの感動的な物語が描かれる。
本作は、2025年2月28日から全国で順次公開される予定で、ティザー予告編とメイン画像も解禁されています。
『TATAMI』は、政府に服従するか、自由と尊厳のために戦うかという人生の重大な決断を描いたポリティカルスポーツエンターテインメントです。
物語は、ジョージアのトビリシで開催される女子世界柔道選手権を舞台に、イラン代表のレイラ・ホセイニとそのコーチのマルヤム・ガンバリが、金メダルを目前にして政府からの棄権命令に直面する様子を描いています。
彼女たちは、自身の安全と人質に取られた家族の危険を天秤にかけ、自由と尊厳のために戦うか、政府の命令に従うかの選択を迫られるのです。
この作品は、イスラエル出身のガイ・ナッティヴと、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したザーラ・アミールが共同監督を務めており、実話を基にした社会派ドラマとしての側面があります。
特に注目すべきは、イスラエルとイランのルーツを持つ二人が協力して製作した点で、映画はすべて秘匿状態で撮影され、イラン出身者は全員亡命しているため、イラン国内では上映不可となっています。
監督たちは、この作品が盲目的な憎しみを超え、未来を共に築くための尊敬の印となることを願っています。
ティザー予告編では、女子柔道チームの入場シーンや緊迫した試合の様子が描かれ、観客の期待を高める内容となっています。
メイン画像では、試合に向かうレイラの決意が表情に表れています。
『TATAMI』は、スポーツ界への政治介入や中東の複雑な情勢、女性に対する抑圧を背景に、アスリートたちの不屈の戦いを描く注目の作品です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9178af7ba3f892f625bb249e296c61af6b634421