NRIはAWS Outpostsを自社データセンターに導入し、独自機能を追加したマネージドサービスを11月から提供開始します。これにより、安全なデータ管理が可能になり、企業のデータ主権を確保します。
AWS Outpostsは、AWSのインフラストラクチャーをオンプレミス環境に拡張し、企業が自社で機密データを管理しながらAWSのクラウドサービスを利用できるようにするものです。
この新サービスにより、情報漏えいやデータ管理に不安を持つ企業も、データ主権を確保し、安全にデータを扱うことが可能になります。
NRIは2013年からAWSプレミアティアサービスパートナーとして認定され、AWSに関連するコンサルティングやシステム構築の知識を蓄積してきました。
新たに提供されるマネージドサービスでは、NRIのデータセンターでの運用経験を基にした独自機能が追加され、よりセキュアなデータ管理が実現されます。
具体的には、AWS Outpostsを導入することによってデータの置き場所を明確にし、セキュリティ対策やシステム監視、障害対応を包括的に行うことができます。
また、標準化されたテンプレートを提供し、システム品質の向上や均質化を図ります。
さらに、ネットワークやサーバーリソースの論理分割機能を導入し、複数のシステムで共同利用することができるため、リソースの再配分が容易になり、需要変動にも柔軟に対応可能です。
NRIは、AWS Outpostsの導入実績に基づく設計・運用ノウハウを持ち、顧客データセンターへの導入を効率的に実現するための総合的なサポートを提供します。
また、NRIデータセンター内では、AWS Outpostsとオンプレミスや専用パブリッククラウドを低遅延で接続することができ、マルチクラウド環境をトータルに運営・監視するマネージドサービスも活用できます。
NRIは、AWSとの強固なパートナーシップを通じて、今後もマネージドサービスの拡充を図り、利用企業のビジネス推進に寄与していく方針です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4236949e4e890b538a8005301b10c4a0b4ddc9ba