知床沈没事故で乗客家族が提訴、運航会社が請求棄却を求める動き
要約すると2022年4月に北海道・知床半島沖で発生した観光船沈没事故に関する訴訟が進展している。
事故では乗客乗員計26人が命を落とした。
この事故を受けて、乗客の家族が運航会社「知床遊覧船」と社長の桂田精一被告に対して、約15億円の損害賠償を求める訴訟を起こした。
訴訟の中で原告側は、桂田被告が同社の安全統括管理者および運航管理者の役割を担っていたにもかかわらず、必要な資格要件を満たしていなかったと主張している。
さらに、事故当日にはハッチに不具合があり、出航中止の条件を超える風や波が予想されていたにもかかわらず、豊田徳幸船長と桂田被告が出航を決定したことが問題視されている。
これに対し、会社側は札幌地裁に提出した答弁書で請求棄却を求めており、今後の裁判の行方が注目される。
答弁書は11月29日付で提出されたもので、事故の原因や責任の所在についての詳細な争点が浮き彫りになっている。
原告側は、事故の背景にある運航管理の不備を強調し、賠償請求の正当性を訴えている。
事故の影響は大きく、今後もこの問題が社会的な議論を呼ぶことが予想される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b664cf3e9cac652fa4fd80c4dd1ce6797a2e34c0