三菱重工がBIPROGYの「eBuyerBrains」を導入し、直接材調達・購買管理システムを刷新。業務効率化やコスト削減を目指し、リアルタイムデータ活用を実現。
この新システムは、業務効率化やコスト削減、リアルタイムなデータ活用を実現することを目指しています。
三菱重工グループは、「リアルタイム経営の実現」「グローバル ONE ポリシー」「コスト低減」「ゼロペーパー」という目標を掲げており、基幹システムの高度化を進めています。
これに伴い、各事業で最適化された調達・購買関連の類似システムが複数存在することから、迅速な意思決定や購買データ分析に課題がありました。
従来はERP機能を利用していましたが、新システムでは全社共通の機能と事業ごとの個別対応を整理し、eBuyerBrainsを中心に新たな調達・購買管理システムを構築しました。
このシステムにより、全社で調達関連業務を可視化し、業務プロセスを通じて蓄積されるデータをリアルタイムで活用した調達分析やサプライヤー管理が可能になります。
また、調達担当者の情報集計作業をデジタル化することで、集中購買や内製化の検討、原材料の標準化といったデータ分析が進み、コスト削減に向けた戦略立案にも注力できるようになります。
BIPROGYは、製造業における直接材の内容を適正化することでコスト改善を図ることができるとし、直接材調達・購買管理のソフトウェア製品が少ない現状にも言及しています。
eBuyerBrainsは、見積もりや発注、検収などの基幹業務、サプライヤー管理機能や調達分析機能を支援する統合調達ソリューションであり、今後も製造業の調達DXを進めることで生産性向上に貢献していくとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/142db29b341f81eea0dd6a5bf83a1c602bc0406a