現代の情報社会で重要なメディアリテラシー。SNSと新聞の役割を再考し、情報を批判的に受け止める力が求められています。
元日経新聞編集委員で経済コラムニストの高井宏章氏は、著書『新聞のススメ』を通じて、新聞の効果的な読み方を伝えています。
最近、「マスゴミ」という言葉が頻繁に使われるようになり、特に兵庫県知事選の結果を受けて「SNSがマスゴミに勝利した」という意見が浮上しました。
これに対して、マスメディアが偏向しているという見解と、ネット上にこそ真実があるという主張が対立しています。
高井氏は、メディアリテラシーの重要性を強調し、情報を批判的に評価する能力が不可欠であると述べています。
メディアリテラシーとは、情報を適切に理解し、評価し、活用する力であり、デジタルメディアや新聞、テレビ、SNSなど様々なメディアからの情報を批判的に受け止めるスキルを含みます。
特に、真偽不明の情報が簡単に拡散される現代においては、情報の発信者としての責任も重要です。
高井氏は、「この世には唯一の真実は存在しない」とし、幅広い情報に接し、それぞれを批判的に吸収する姿勢がメディアリテラシーの基本であるとしています。
つまり、すべての情報を無条件に信じるのではなく、どんなメディアも中立ではなく、誤りや意図的な誘導が含まれている可能性があることを理解することが大切です。
情報を受け取る際には、常に疑う姿勢を持つことが求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/22cc7aa5971930fe78178ca6f0f4ff39b5ab303b
コメントの内容は、SNSと新聞の情報リテラシーの重要性に関する様々な意見が寄せられていました。
多くのコメントでは、ネット上の情報の真偽を見極めるためには高いリテラシーが必要であるという認識が共有されていました。
SNSの情報は虚実が混在しているため、受け手は自らの知性を磨き、情報を取捨選択する力を持つことが求められました。
また、オールドメディアに対する批判も多く、特に偏向報道や権力に対する忖度が指摘され、信頼性が低下しているとの意見が目立ちました。
さらに、新聞は時に事実を偏向的に報道することがあり、受け手は批判的に読むことが求められるとも言われていました。
コメントの中には、オールドメディアとネットの情報の違いについても言及され、特にオールドメディアは多くの人間によるフィルタリングを経るため、中立性が失われることがあるという意見もありました。
結局、情報を得るためには両方のメディアからの情報を集め、自らの判断力を高めることが重要であるという点が強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
ネットの情報は虚実が入り混じり、その中から正確な情報を取捨選択するには自分にも高い知性が必要。
結局自分がまずは知性を磨いて、ネット、メディア双方から情報を集めて多角的に判断することが必要ですね。
新聞を読む上で注意すべきなのは、5W1Hで「事実」のみを語るため、それは時に極めて偏向的に読者が受け取ることがあり。
実際問題、取材したり真実を追求する術を持たない一般人は、何を持って真偽を判定すれば良いのだろうか?
情報を得る上で大事なのは幾つもの多種の情報、両極端の主張に触れその上であり得るもの、あり得ないと思われるもを自身で取捨選択していく事でしょう。