東京港の9月の輸出額は前年同月比17%増の7333億円で過去最高。半導体製造装置や自動車部品が増加する一方、貿易収支は5907億円の赤字となった。
要約すると東京税関が発表した9月の東京港の貿易概況によると、輸出額は前年同月比で17%増の7333億円となり、7カ月連続の増加を記録しました。
これは同月として過去最高の額です。
主な輸出品目には、半導体製造装置や自動車部品があり、特に半導体等製造装置は倍増、自動車部品は19%増、電算機類の部分品は23%増と大きな伸びを見せています。
一方、無機化合物は57%減少しています。
国・地域別では、米国向けの自動車部品が好調で、6割増と13カ月連続のプラスを記録しました。
EU（欧州連合）向けもプラスチックが増え、5カ月ぶりのプラスとなりましたが、中国向けは化粧品類が減少し、2カ月連続のマイナスとなっています。
ASEAN（東南アジア諸国連合）向けも自動車部品が減少し、2カ月ぶりのマイナスです。
輸入額は2%増の1兆3240億円で、6カ月連続の増加を記録しました。
主な輸入品目には、玩具類が22%増、肉類・同調製品が13%増、履物が17%増と好調ですが、衣類・同付属品は11%減少しています。
国・地域別では、米国からの無機化合物が減少し6カ月ぶりのマイナス、EUはバッグ類の増加で2カ月ぶりのプラス、中国は衣類・同付属品が減少し3カ月ぶりのマイナス、ASEANはたばこの増加で6カ月連続のプラスを記録しました。
全体として、貿易収支は5907億円の赤字となっています。
また、同月の対米ドルの為替レートは前年同月から2%円高となり、1ドル=144・27円となっています。
円高により輸入の伸びが鈍化したことも影響しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/13c7737be207d0090affc402d0f8c74443cbe56e