DNPがAI審査サービスに新機能追加、法令や専門用語のチェック支援を強化
要約すると大日本印刷株式会社(DNP)は、AIを活用した「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」に新機能を追加し、法令や専門用語のチェック支援を強化したと発表しました。
このサービスは、販促物や広告物、製品パッケージの審査業務を省力化するもので、特に保険業界向けに先行提供されています。
新機能により、審査時間を最大80%短縮できる見込みです。
DNP AI審査サービスは、画像や文書を読み込み、画像文字認識AIを用いて文字情報を抽出し、企業が登録したルールと照合して審査を行います。
生成AIを活用することで、法令に基づく表示ルールや専門用語のチェックが可能となり、より広範囲なチェック支援に対応しています。
専門家が監修したガイドラインや企業ごとの基準、蓄積された正誤データを学習させることで、高精度なチェックが実現されています。
誤認の可能性がある表現を指摘し、代案を提示する機能も搭載されており、法令を考慮した独自ルールの設定も可能です。
また、利用者独自の専門用語や固有名詞に対する誤表記の指摘も行え、生成AIの類推機能によって多様な誤表記パターンに対応します。
さらに、日本語・英語の文法、ロゴマーク、文字サイズ、注意文言、料金表などのチェック支援にも対応しており、今後は対応法令の拡充と機能の追加を進め、企業の業務効率化を目指します。
DNPは、保険業界や銀行、化粧品、飲料、食品業界などにサービスを提供し、2025年度には年間10億円の売り上げを目指すとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b0ef94fbc03b3ae4e1a9f616518d8115b3c08e84