IGSが生成AIを活用した探究指導モデルの実証授業を宝仙学園で開始。生徒の非認知能力を可視化し、教員の負担軽減を目指す。
要約すると株式会社IGSは、生成AIを活用した探究指導モデルの実証授業を、2024年10月から宝仙学園順天堂大学系属理数インター中学校・高等学校で開始することを発表しました。
この取り組みでは、中学1年生の7クラスで、IGSの非認知能力測定ツール「Ai GROW」を基に生成AIが作成した指導案を用いて授業が行われます。
これにより、新しい視点からの授業設計やアプローチが導入され、生徒の積極性向上や教員の準備時間の短縮といった成果が報告されています。
同校の探究主任である米澤貴史氏は、生成AIを活用することで授業資料作りの時間が短縮でき、授業のインスピレーションを得られているとコメントしています。
また、今後の実証授業でも、より効果的な方法を模索し、生徒にとって楽しい授業を作っていきたいと述べています。
IGSは文部科学省の「令和6年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進」に採択され、生成AIを活用した探究指導モデルの開発を進めています。
この実証事業では、生徒の非認知能力や数理科学的スキルのデータを基に、教師の負担軽減と生徒一人ひとりに合わせた探究活動の実現を目指しています。
Ai GROWは、生徒の強みを可視化・育成するための非認知能力測定ツールであり、2019年4月にリリースされて以来、国内外の400校以上に導入されています。
Ai GROWは生徒の自己評価に加え、生徒同士の相互評価を取り入れ、AIが評価の偏りを補正することで、公正に非認知能力を含む25種類の能力を可視化することが可能です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/907165fc72178d2d610486a83e41ebb3fc521067