無店舗リユースチェーン「買いクル」は、出張買い取りとフリマサイトでの販売を特徴とし、急成長を遂げている。初期投資が少なく、未経験者でも参入しやすいビジネスモデルが魅力だ。
横浜市内で出張買い取りを行う「買いクル」の伊藤仁が、不要品の査定を行う現場に密着した。
査定の対象は、ブランドバッグや高価な家電から、一般的な家庭の不要品まで多岐にわたる。
査定額は約3万400円となり、ブランドバッグが2万円、ダイソンのドライヤーが5000円など、客の要望に応じた査定が行われている。
「買いクル」の特徴は、買い取った物を店舗ではなく、主にフリマサイトで販売する点だ。
出張専門で買い取りを行い、無店舗での販売を実現している。
リユース業界は市場規模が3兆円を超え、今後も成長が期待される中、「買いクル」は設立から6年で急成長を遂げている。
倉庫には多くの不要品が並び、伊藤はスマホでそれらを撮影し、オンラインで販売する準備を進める。
現在、買い取りエリアは124拠点に広がり、その9割がフランチャイズで運営されている。
運営会社のRCは46人の従業員を抱え、チェーン全体の売上は約15億円に達している。
「買いクル」は2018年にサービスを開始し、最近ではフランチャイズ加盟の問い合わせが月に200件もあるという。
加盟希望者の多くは未経験者であり、初期投資が少なく済む点が魅力とされている。
新規店舗の開設には1000万円近い費用がかかるが、「買いクル」は198万円で始められ、ロイヤリティも月10万円の固定費用で済む。
オーナーは売り手に買い取り料を支払うが、フリマサイトで売ればその分が利益となる仕組みだ。
未経験者でもチャレンジできるフランチャイズパッケージが用意されており、今後のさらなる成長が期待される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e02c3f5684aa3c2c19fedea81215404261aa4252