LINEヤフーが「Yahoo!ふるさと納税」を開始。申請から控除までをアプリ内で完結し、利用者の負担を軽減。2025年からのポイント付与禁止を見据え、寄付体験を重視したサービスへと進化を目指しています。
これにより、ユーザーは従来の複雑な手続きから解放され、普段の買い物と同様の手順でふるさと納税を利用できます。
特に、確定申告が不要なワンストップ特例制度に対応した電子申請が可能で、マイナンバーカードを利用することでオンラインで控除申請が行えます。
この新機能は2023年12月24日から導入される予定です。
Yahoo!ショッピングでは2019年からふるさと納税の返礼品を扱っており、2023年度の寄附額は2020年度と比べて約9倍に増加しています。
しかし、ふるさと納税未経験者の中には「制度がわからない」「手続きが面倒」といった理由で利用をためらう人も多く、これを解決するための取り組みが求められていました。
新サービスでは、寄附が完結する返礼品には「かんたん手続き」のアイコンが、ワンストップ特例申請が可能な返礼品には「Yahoo!ショッピングアプリ申請可」のアイコンが付与され、利用のしやすさが向上しています。
また、LINE公式アカウントとの連携により、返礼品の出荷通知や控除申請のリマインドが受け取れる機能も追加され、ユーザー体験の向上を図っています。
さらに、2025年からは総務省の通達によりふるさと納税におけるポイント付与が原則禁止となるため、寄付体験を重視したサービスの強化が急務となっています。
LINEヤフーは、これを機にふるさと納税の利用促進を目指しており、今後の拡大目標についても意欲を示しています。
リリースを記念して、初めてふるさと納税を行うユーザー向けに特別なキャンペーンも実施され、PayPayポイントの付与などが行われる予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a3034b735dca831286e70f3073994c0d2b56ec0b