岐阜県飛騨市を舞台にした映画『仏師』の制作が決定。遠藤雄弥と土村芳が主演し、仏師の魂の救済を描くヒューマンドラマ。田中綱一監督が長編映画デビューを果たす。
要約すると岐阜県飛騨市を舞台にした映画『仏師』の制作が決定し、主演には遠藤雄弥、ヒロインには土村芳が起用されることが発表された。
この映画は、仏を彫ることができなくなった仏師の魂の救済をテーマにしたヒューマンドラマで、監督は田中綱一が務める。
田中監督は過去に原田眞人や大友啓史の作品に助監督として参加しており、今回が長編映画デビューとなる。
物語は、自然豊かな集落に移住した若い夫婦、仏師の直哉(遠藤)とその妻・陽真理(土村)が中心で、直哉は自らの罪の意識に苦しみ、仏像を彫ることができない。
一方、陽真理も心の中にわだかまりを抱えているため、二人の関係はぎこちないものとなっている。
夫婦は次第に集落の住人に受け入れられていくが、焼けた観音像をめぐる問題が発生し、集落内に不穏な空気が流れる。
物語が進むにつれ、住人たちが抱える罪や後悔の思いが明らかになっていく。
制作発表において、田中監督は「罪、後悔、悲しみにどう向き合い、どう生きていくか」を描きたいと語り、遠藤は「人の心や愛が描かれている作品で、演じがいのある役柄」と述べた。
土村も監督の世界観に飛び込みたいと語る。
制作は2023年5月に東京・渋谷で開催された「ロケツーリズム協議会」がきっかけで実現し、田中監督は飛騨市の市長と出会い、撮影地としての確信を得た。
地元の仏師・高田慈眼が仏像の制作を担当し、市民もエキストラとして参加する予定で、田中監督は飛騨の土地や人々に魅了されていると語った。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8182211879c90154fc14c7b1c63250c7ca74aba2