日本のおにぎりが世界的なブームに!その歴史と進化を探る
おにぎりは日本人にとって幼少期から親しんできた食べ物ですが、その歴史や地域の違いを知らない人も多いのが現実です。
一般社団法人おにぎり協会の代表理事、中村祐介氏によると、おにぎりの起源は約2000年前の弥生時代に遡ります。
この時代の遺跡から発見されたのは、もち米を蒸して固めたものです。
また、奈良時代には『常陸国風土記』に「握飯」という言葉が記されており、これが現在の「おにぎり」の最古の記録とされています。
平安時代には「屯食」として、戦国時代には兵士の食糧として重宝されるなど、時代ごとに形を変えながら親しまれてきました。
江戸時代には旅行や農作業の合間の食事としても食べられ、明治時代には日本初の駅弁としておにぎりが登場しました。
戦後には銀座のおにぎり店がブームとなり、コンビニエンスストアの登場が最大の転換点となりました。
特に1978年にセブン-イレブンが開発したパリッコフィルムが、海苔の新しい食感を提供し、コンビニおにぎりの普及に寄与しました。
1983年にはツナマヨネーズおにぎりが初めて販売され、家庭で作るものから購入するものへと変化していった背景には、女性の社会進出や核家族化の進行が影響しています。
おにぎりは今や日本を代表する食文化として、世界中の人々に愛される存在となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fce30566daca55689e44a11b08504690117a04e0
コメントでは、日本のおにぎりのシンプルさと美味しさが強調されていました。
炊いたご飯を塩で握るだけという手軽さは、他の料理にはない独自の魅力があるとされていました。
また、具材や海苔の使い方、焼くことで得られる香ばしさなど、多様な楽しみ方ができる点も評価されていました。
さらに、おにぎりが昔話や漫画、ドラマに登場することで、日本文化の一部としての地位を確立していることも指摘されていました。
一方で、世界的なブームについては懐疑的な意見もありました。
特に、ジャポニカ米が好まれない地域があるため、全世界で受け入れられるにはまだ時間がかかるとの見解がありました。
アメリカのコンビニで鮭おにぎりが手軽に買える未来を期待する声もあったものの、たまごサンドの方が早く普及するのではないかという意見もありました。
また、初期投資の低さや競争相手が少ないことが、おにぎりビジネスの成長を後押しする要因として挙げられていました。
さらに、海外の人々が日本のアニメに登場するおにぎりに興味を持つ一方で、炊いた米を食べない文化圏ではその存在が理解されにくいこともカルチャーショックとして語られていました。
最後に、テレビでの発言に関する意見もあり、食文化の理解が進むことへの期待が示されていました。
ネットコメントを一部抜粋
炊いた飯を塩で握るだけでうまい。
こういうSUSIに似た食べ物がある、というのが広まってきた。
味よりも初期投資の低さと現時点ではレッドオーシャン。
海外の、炊いた米を食べない文化圏からすれば「アレって何?」。
みちょぱ、人の握ったものは食えない発言、あんまりテレビで使わないで。