神奈川県のスーパーマーケット業界は、売上高が前年より9.8%増加したものの、コスト上昇により業績が二極化しています。オーケーやロピアが好調な一方、利益面で厳しい状況が続いています。
県内に本店を構える上位50社の売上高は合計で2兆2116億円に達し、これは前年度比で9.8%の増加を示しています。
新型コロナウイルスの影響が薄れつつあり、売上が増加する企業が増える一方で、コストの上昇に苦しむ企業も多く、利益面での厳しさが浮き彫りになっています。
リポートによると、売上高のトップであるオーケーは6238億円で、前年より約13%増加しました。
2位のロピアも4126億円を記録し、九州への初出店が寄与して約21%の増収を達成しました。
しかし、上位10社の中で減収となったのは相鉄ローゼンと富士シティオの2社だけで、増収が15社、横ばいが28社、減収が7社という結果でした。
特に、上位3社(オーケー、ロピア、まいばすけっと)は2桁の伸び率を示した一方で、残りの47社は平均で2.1%の増収にとどまりました。
この背景には、販売価格の上昇と消費者の節約志向が影響していると分析されています。
さらに、利益面では、前年と比較可能な34社のうち10社が「売上高横ばい・減益」となっており、コスト増に適応できていない状況が浮かび上がります。
帝国データバンクの堀皓貴氏は、今後も「2024年問題」に伴う輸送費の上昇など、コスト面での課題が続くとし、大手と中小企業との間での競争力の二極化が進む可能性が高いと警鐘を鳴らしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ce0ed2b68d9b9bbbbe404dbbbefce82206067431
神奈川のスーパーマーケット業績に関するコメントでは、売上の二極化や各店舗の戦略について多くの意見が寄せられました。
特に、全社の売上高を単純に並べるだけではなく、店舗単位での売上推移を調査したデータを基にした分析が求められているという声がありました。
また、クリエイトエス・ディーのように、まだ出店していない地域に先行して出店する戦略が注目されており、今後の展望が楽しみだというコメントも見受けられました。
OKストアに関しては、価格の見せ方が上手いものの、実際には他店よりも高い場合があるとの意見があり、ヨーカドーの値下げ戦略が経営不振の一因とされました。
さらに、神奈川のローカルスーパーは、他県に比べて競争力が高いとの指摘もありました。
ロピアに関しては、売上が上がっているものの、決済方法の改善を求める声もあり、顧客への配慮が必要だとの意見がありました。
全体として、地域密着型の店舗の重要性や新興企業の動向が注目され、今後の市場の変化に期待が寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
単純に全社売上高を並べているだけだから、戦略上利益関係なく出店し続けていれば「前年比増収」となるような。
神奈川県に本拠地のクリエイトエス・ディーはまだスーパーが出店していないところに先行して出店させると聞いたことがあります。
OKストアは大して安くはないと思う。
要は数字の帳尻合わせやカラクリではないが、「価格の見せ方」が上手いのであって。
神奈川のローカルスーパーは他県よりもオーケーと戦えてる店が多い。
ロピアは売上が上がってるのなら、カードやバーコード決済可能にして欲しい!