米FCCが全スマートフォンに補聴器対応の新規則を導入。Bluetoothや音量コントロールの要件が義務化され、聴覚障害者にとっての利便性が向上します。
要約すると米連邦通信委員会(FCC)は、全てのスマートフォンにBluetoothと音量コントロールの要件を補聴器および人工内耳デバイスに対応させる新規則を導入することを発表しました。
この規則は、米国内で販売されるスマートフォンに適用され、特に聴覚障害を持つ4800万人以上の米国人にとって重要な意味を持ちます。
FCCのジェシカ・ローゼンウォーセル委員長は、聴覚障害が高齢者や退役軍人に多く見られる重大な問題であると強調しました。
新しい規則では、スマートフォンメーカーはBluetoothによる補聴器とのペアリングを妨げる独自仕様を実装しないことが求められます。
これにより、補聴器利用者は携帯電話と補聴器の互換性を確認する手間が省け、より自由に選択できるようになります。
また、すべての補聴器は特定の音量コントロールベンチマークを満たす必要があり、スマートフォン側で歪みなく音量を調整できることが求められます。
さらに、メーカーは互換性を示すラベルを表示する義務があり、これにより消費者は安心して製品を選ぶことができます。
日本では、補聴器は管理医療機器として規制されていますが、OTC(over the counter)補聴器は以前から販売されており、今後のFCC規則によりスマートフォンとの接続がさらに便利になり、価格も手頃になることが期待されています。
これにより、補聴器の利用が一層広がる可能性があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/92aa6d3d67c4648cc81eb782ed23167d0b189ac1