オーストラリアの先住民議員が国王に「あなたは私たちの国王ではない」と発言し、先住民の権利を訴えました。国王訪問中の出来事は、先住民との条約締結の必要性を浮き彫りにしました。
ソープ議員はヴィクトリア州選出で、先住民の権利を擁護する活動を行っている無所属の議員です。
彼女は「あなたは君主ではない」と繰り返し、国王に対して「私たちの土地を返しなさい」と訴えました。
その後、彼女は会場から連れ出されましたが、式典はそのまま続行され、国王夫妻は議事堂の外で待っていた市民たちと交流しました。
オーストラリアはチャールズ国王が国家元首を務める英連邦の一部であり、ソープ議員はアボリジニのオーストラリア人女性として、長年にわたり豪政府と先住民との間での条約締結を求めてきました。
実際、オーストラリアは旧英植民地の中で、先住民との条約が結ばれていない唯一の国です。
多くのアボリジニやトレス海峡諸島民は、主権や土地を王権に譲ったことはないと強調しています。
ソープ議員は、この出来事を受けてBBCに対し、国王に「明確なメッセージ」を伝えたかったと語り、「君主になるには、その土地の者である必要がある」と述べ、国王がこの土地の者ではないと強調しました。
また、国王は議会に対し、先住民との和平条約について話し合うよう指示すべきだと主張しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c6f15321981fc82fcc2a42f46e9a6f1630e1d0aa
オーストラリア先住民議員が国王に抗議した行動について、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、彼の行動が非常に勇気のあるものであり、英国はイングランド以外の全ての植民地支配を今すぐにやめるべきだという意見がありました。
また、コモンウェルスのような名前でスポーツイベントを行うこと自体が時代遅れであり、21世紀には植民地支配は必要ないとの声もありました。
特に王冠に付いた宝石が奪った土地からのものであることを指摘し、返却を求める意見が強調されていました。
さらに、式典中の議員の行動について、他に方法がなかったのか疑問を呈する声もあり、特に「あの場で赤ちゃんという言葉を使う必要があったのか」という意見がありました。
英国王室がオーストラリアの王位に対してどう思っているかは疑問視され、礼儀を尽くすことが解決への近道ではないかとの意見もありました。
日本の琉球の人々が同様の行動を取った場合の反応についても言及があり、議論がしづらい状況があることが指摘されていました。
最後に、イギリスの植民地支配の残忍さを指摘し、その歴史が教育されていないという噂についても言及されていました。
このように、様々な視点から議論が展開されていました。
ネットコメントを一部抜粋
ものすごく勇気の要る行動だと思います。
今すぐに植民地支配をやめるべき。
あの場で使う必要があったのか疑問です。
礼儀を尽くした方が早道なんじゃないかと思う。
イギリスは世界一残忍なことを繰り返した国と言えるよなぁ。