ニセコのスキーリフト券が初めて1万円を超え、インバウンドの増加と施設の刷新が影響。高額化が進む中、観光客のニーズに応える努力が続いている。
これは、施設の刷新に伴う価格転嫁が主な要因であり、特に新型コロナウイルス禍からの回復に伴い、訪日外国人向けの商品やサービスが高額化していることが影響している。
ニセコ地域のスキー場は、年々リフト券の価格が上昇しており、2021~22シーズンが8100円、22~23シーズンが8500円、そして23~24シーズンには9500円に達し、ついに1万円を突破した。
これに加え、インバウンドの増加が宿泊者数を押し上げ、昨年の宿泊者数は過去最多の57万3000人に達した。
特に冬季には、外国人観光客が宿泊を伴うスキー客の8割を占めており、オーストラリアや雪の降らない国からの訪日客が多くを占めている。
混雑を避けるため、リフトの設備も改修され、4人乗りのリフトが10人乗りのゴンドラに切り替えられるなどの対応が行われている。
国内のスキー場のインフラはバブル期のものが多く、耐用年数が限界に近づいているため、新製品への切り替えが必要とされている。
ニセコのスキーは東京ディズニーランドの入場券よりも高額であり、関係者は高価格に対するユーザーの反応を理解しつつ、楽しんでもらえる環境を整える努力を続けている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6922f9039635026c16b91f2f70fce3940404f7d6
ニセコのスキーリフト券が初めて1万円を超えたことに対して、ネット上のコメントではさまざまな意見が寄せられました。
特に、インバウンド需要の増加や、最近の物価高騰が影響しているとの指摘が多く見られました。
あるコメントでは、ニセコが外国人客に特化した高級リゾート地になりつつあり、日本人には手が届きにくい価格設定になっていることが懸念されていました。
また、リフト券の価格が高騰する中で、他のスキー場に目を向けるべきという意見もありました。
例えば、富良野や長野のスキー場など、比較的安価で楽しめる選択肢があることが強調されていました。
さらに、リフト券の価格が上昇することで、日本人のスキー人口が減少するのではないかという懸念も示され、将来的なスキー場の存続が危ぶまれる声もありました。
インバウンド客の支出が外資系企業に流れることを懸念し、日本国内での経済効果を高めるために、外国人向けの料金設定を検討する必要があるとの意見もありました。
全体として、ニセコの高騰するリフト券価格が日本人にとってのスキーの楽しみを奪う可能性があるとの懸念が多くのコメントに見られました。
ネットコメントを一部抜粋
リフト代は物価に合わせると体感1.7倍でもしょうがないです。
もはや、スキーは一般の日本人が楽しめる価格ではないと感じます。
子ども達も簡単に連れて行けません。
ニセコは特別です。
外国人が主役の経済植民地ですから。
今や日本の観光は国民の為のものではなくなっているのが実情。