韓国の野党、共に民主党の金民錫氏が尹錫悦大統領の早期退陣に関する与党の方針を批判し、憲法に反する統治は許されないと強調。非常戒厳宣言による混乱が内乱に発展していると警告した。
要約すると韓国の最大野党「共に民主党」の金民錫最高委員は8日、国会での記者会見において、与党「国民の力」の韓東勲代表が尹錫悦大統領の早期退陣を推進する方針を表明したことに対し、強く反発した。
金氏は、尹大統領の職務停止は憲法に定められた手続きであり、それ以外の主張は違憲であり、内乱を助長する行為であると述べた。
彼は、憲法に反する統治は一瞬たりとも許されないと強調し、尹大統領の「非常戒厳」宣言によって引き起こされた混乱が、韓首相や韓代表、検察による「第2次内乱」に発展していると主張した。
金氏はまた、韓首相が国政運営の中心になることは憲法上不可能であり、彼の権限は制限されていると指摘。
さらに、「責任首相制」に関する議論も憲法を無視した違憲的な発想だと批判した。
金氏は、韓首相と韓代表が発表した国政収拾策に対しても厳しい姿勢を示し、尹大統領から軍統帥権を剥奪し、戒厳令に関連する捜査を特別検察官に委ねるべきだと訴えた。
彼は、国会で特別検察官による捜査法案を可決させ、軍検察と協力して捜査が進むようにすることを提案した。
金氏の発言は、尹大統領の早期退陣に向けた動きが憲法に反するものであり、今後の政治情勢に大きな影響を与える可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5a551dc47ae51b188cad21be3e40c450379ef411