合成樹脂製造の自動化を実現するデジタルツイン技術

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

合成樹脂製造プラントの運転自動化を実現するデジタルツイン技術がDICと日立により実用化され、2025年1月から本格稼働予定です。

要約すると2024年12月5日、DICと日立製作所は合成樹脂製造プラントの運転自動化を実現するデジタルツイン技術を実用化したことを発表しました。

この技術はプロセスインフォマティクスを活用し、2025年1月からDICの国内プラントで本格稼働します。

両社は2021年から共同実証を行い、製造工程における反応状態の予測と最適運転条件の探索技術を確立しました。

プロセスインフォマティクスとは、統計分析を用いて製造条件を最適化する手法であり、AIを用いた反応予測モデルを通じて、プラントの運転状況をサイバー空間上で再現します。

これにより、品質値に向けた調整タイミングや投入量を自動で算出が可能となり、現場でのサンプリング確認回数の低減や品質の安定化に寄与します。

また、新システムはバッチ生産に対応し、運転条件をヒートマップで示すことで作業員が適切な条件を選択する助けとなります。

さらに、品質予測カーブを表示することで、反応中の製品品質を確認でき、作業員の納得感を高めることができます。

DICは今後、国内外のプラントにこのシステムを展開し、AI技術の権利化を進める予定です。

また、巡回点検や原料搬出入のロボティクス化、自動化の取り組みを進め、全体の最適化を目指しています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b74e4a0b9a2c56146c5cfb68eef2b2659dd0ed2c

関連URL

2025年最新!日立のニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。