Oracleは自社で生成AIを開発せず、CohereやMetaと提携して高品質なAIソリューションを提供する方針を示しています。
特に、CohereやMeta Platformsといった企業との提携を強化し、これらの企業が提供する基盤モデルや大規模言語モデル(LLM)を自社製品に組み込むことで、ユーザー企業に対してより高品質なAIソリューションを提供することを目指しています。
Cohereは2019年に設立され、2023年にはOracleやNVIDIA、Salesforceなどからの投資を受けており、現在の市場評価額は55億ドルに達しています。
CohereのLLM「Cohere Command R」は、Oracleのデータベース製品に組み込まれ、特定業種向けのアプリケーションに活用されています。
また、Metaとの協業により、LLM「Llama」をOracle Cloud Infrastructure(OCI)向けにカスタマイズし、提供しています。
OracleのAIおよびデータマネジメントサービス担当エグゼクティブバイスプレジデントであるグレッグ・パブリク氏は、高品質な生成AIモデルの開発経験を持つ企業との密接なパートナーシップの重要性を強調し、企業向けアプリケーションに特化した基盤モデルの提供を進める意向を示しています。
さらに、Oracleは他の生成AI技術も提供する方針であり、ユーザー企業のニーズに応じた生成AIの開発に関与することで、最先端の技術を調整し、実用化を図ると述べています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bc82a1b5abbcc690be2301ecc4d4352627015e71