生成AI導入企業の意識調査で浮かび上がるギャップ

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Box Japanの調査によると、生成AIの導入について企業内の利用者と管理者の意識にギャップが存在し、特にセキュリティに対する懸念が強いことがわかりました。

要約するとBox Japanが実施した「企業における生成AIの活用に関する意識調査」によると、生成AIの導入状況やその影響について、企業内での利用者と管理者の意識に顕著なギャップが見られることがわかった。

調査は2023年10月4日から7日にかけて行われ、20~60代の男女1200人が回答した。

調査対象は、生成AIを導入済みの企業の利用者400人、導入済み企業の運用管理者200人、導入検討中の企業の関与者400人と多岐にわたる。

結果として、導入済み企業の運用管理者が最も多く挙げた不安要素は、社員が生成AIを使いこなせるかどうかと機密情報や個人情報の漏洩に関するもので、それぞれ36.5%を占めた。

また、偽情報や誤情報の拡散、社内情報の漏洩、知的財産の侵害なども懸念されている。

一方、導入検討中の企業の関与者は、社員の使いこなしやIT管理者の運用能力、多くの社員への浸透に対する不安を抱えていることが明らかになった。

導入済み企業の利用者は、欲しい情報が得られないことや偽情報の拡散を心配していることが多く、管理者とは異なる視点を持っていることが判明した。

さらに、選定理由においても、導入済み企業の管理者は機能の多さや運用の簡便さを重視する一方、導入検討中の企業はセキュリティ面を最も重視していることが分かった。

ユーザー1人当たりの生成AIサービスの月額料金については、導入検討企業では「2000円以上3000円未満」が最も多く、導入済み企業では「3000円以上4000円未満」が最多で、導入後の料金が高額になる傾向が見られた。

さらに、生成AIの活用に必要なポイントとして、利用者は高い回答精度や適切なプロンプト作成スキルを、管理者はユーザーのITリテラシー向上やファイル整理を挙げており、これもまた意識の違いを示している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/921a07b167994a875729cfb08dd7d4dbe9c3b824

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