大学入試では、データを読み解く力が重要視され、特に小論文が増加。学校推薦型や総合型選抜入試の割合が高まっている。
文部科学省のデータによると、2023年度の国公私立大学の入学者のうち、学校推薦型の割合は35.9%、総合型は14.8%に達し、両者を合わせると半数を超えています。
私立大学ではさらにその割合が高く、学校推薦型が41.4%、総合型が17.3%という結果が示されています。
短期大学でも学校推薦型の割合が53.3%、総合型が32.4%と高く、これらの数字は大学入試の試験対策が変化していることを示唆しています。
一般選抜入試では暗記した知識が中心に問われるのに対し、学校推薦型や総合型選抜入試では論理的思考力や表現力が重視され、小論文や面接などの試験が多く課される傾向にあります。
このような背景のもと、大学入試において「データを正しく読む力」が重要視されるようになってきています。
青山学院大学の友原章典教授は、社会的課題をテーマにした小論文対策のポイントとして、データを読み解くスキルの重要性を強調しています。
受験生は、これまでの知識だけではなく、社会課題を理解し、データを基にした論理的な議論ができる能力を求められるようになっているのです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cec3fde70ae5548457dfe0d2de0f9c311a7e3c1b
大学入試に関するコメントでは、データ理解力の重要性が強調されていました。
多くの人が、大学入試では与えられたデータを正しく読む力が求められると認識していたものの、実社会に出るとそのデータが本当に正しいのかを批判的に見る力が必要になると指摘していました。
特に、データを提供する側には信憑性を担保する責任があり、報道機関や行政の役割が大きいとされていました。
また、受験対策については、データを読む際の注意点はそれほど多くないため、対策が容易になってしまうという意見もありました。
出題のパターンが少なくなることで、試験の意義が問われる事態になるのではないかと懸念する声もありました。
さらに、私立文系の推薦入学者数の増加に対する不安や、文系にも理系的な学問を取り入れる必要性が論じられ、日本の未来を考える上での教育の在り方に疑問が投げかけられていました。
小論文の採点方法についての疑問も多く寄せられ、採点の公正さや効率性に対する関心が高まっていることが伺えました。
最後に、データを正しく読み取ることに加え、文章を正しく読み取る読解力も重要であるとの意見があり、全体として教育の質や入試の在り方について多角的な視点からの意見が集まっていたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
大学入試まではには、与えられたデータを正しく読む力、でよいのかもしれません。
心配はいりません。
データを読む際に気を付けるべきポイントはそう多くはないのです。
日本の未来や国力を考えると文系にも理系学を取り入れる事が重要なステージに入っただろう。
あれの採点ってどうやっているだろうと思う。
データを正しく読み取ることよりも大切なリテラシーは文章を正しく読み取る読解力にある。