Microsoftの水を使わないデータセンター技術の革新

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Microsoftが水を使わない次世代データセンター技術を発表。年間1億2500万リットルの水を節約し、2024年から新設計を導入予定。

要約すると米Microsoftは、冷却に水を一切使用しない次世代データセンターの設計を発表しました。

この新たな「ゼロウォーター冷却設計」は、AIのワークロードに最適化されており、チップレベルの冷却ソリューションを採用することで、水の蒸発なしに正確な温度制御を実現しています。

データセンター内のトイレなどの管理目的で水は依然として使用されますが、この革新的な設計により、データセンター1施設あたり年間1億2500万リットル以上の水を節約できる見込みです。

このゼロウォーター冷却設計では、水が閉ループシステムで循環し、建設時にシステムに水を満たすと、サーバとチラーの間で水が循環し続け、新しい水供給を必要とせずに熱を放散します。

Microsoftは2000年代初頭から水の使用量削減に取り組んでおり、初代データセンターと比べて水使用効率(WUE)を80%向上させています。

将来的には、Microsoftのデータセンター全体でWUEをさらに削減することが期待されています。

現在のデータセンターは空冷式と水冷式のシステムが混在していますが、2026年にはアリゾナ州フェニックスとウィスコンシン州マウントプレザントで水を蒸発させない設計のパイロットプロジェクトを実施する計画です。

また、2024年8月以降、Microsoftのすべての新しいデータセンター設計にこの次世代冷却技術が採用され、これらの新しいデータセンターは2027年後半に稼働を開始する予定です。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/099ea2108360eb429282f6a199d344715797d352

ネットのコメント

Microsoftの新しい水を使わないデータセンター技術に対するコメントでは、過去の冷却技術との違いや新たな環境負荷について多様な意見が寄せられました。

多くのコメントでは、水冷が現在のデータセンターでどのように使用されているかに触れ、特にGPUが密集した機器の冷却方法としての水冷の重要性が指摘されました。

また、従来のデータセンターの冷却技術としての空冷式の効率の悪さや、過去の経験からの知見が共有されました。

さらに、Microsoftの新技術が実際に水を使用しないのか、またその方法がどのように機能するのかについて疑問を持つコメントも多く、特に水道水と専用冷却水の違いに関する指摘がありました。

水を閉ループシステムで循環させるという技術に対しても、従来の水冷方式との違いを理解したいという意見が見受けられました。

全体として、この技術の革新に対する期待と同時に、実用性や環境への影響についての懸念が表明されていました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 昔いろんなデーターセンターをみたけど、水冷は見たことが無かった。

  • いや、水使ってるやーん
  • 空冷式は効率悪そうだし水冷循環式が主流かと思ってましたが違ったのか
  • 要はPCの簡易水冷みたいなもんか?だとしたら目新しいもんでも無いと思うが
  • 次は液体金属とかかなぁ

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