MicrosoftがCopilot Studioに自律型AIエージェント構築機能を追加し、業務支援を強化します。11月からパブリックプレビュー開始予定です。
この機能は2023年11月からパブリックプレビューとして提供される予定です。
自律型AIエージェントは、従来のチャットボットとは異なり、人間の指示なしに一連のタスクを実行する能力を持つ仮想的な従業員のような存在です。
Copilot Studioで作成されたエージェントは、Microsoft 365 Graph、Dataverse、Fabricなどの業務データを活用し、ITヘルプデスク業務、従業員のオンボーディング、営業・サービス担当者向けのパーソナルコンシェルジュなど、さまざまな業務を支援します。
自律型エージェントは、OpenAIの最新モデルを利用しており、プライベートプレビューではClifford Chance、McKinsey & Company、Pets at Home、Thomson Reutersなどの企業が実際に作成した事例が紹介されました。
特にThomson Reutersは法務デューデリジェンス用の自律型エージェントを開発し、これによりデューデリジェンスワークフローのいくつかのタスクが50％以上削減される可能性が示されています。
また、Dynamics 365には営業、サービス、財務、サプライチェーン向けの10の新しい自律型エージェントが追加され、例えば「Sales Qualification Agent」は営業担当者が見込み客を調査し、優先順位をつける支援を行います。
Microsoftは、責任あるAI原則に基づき、厳格なセキュリティ対策を講じながらAIの進歩を推進していると述べています。
これにより、エージェントの作成、共有、使用におけるアクセス制御やデータ保護が可能となります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9b612b61b8bc5d8db2e9d50c79b7038072d27ae5