ビットコインのハッシュレートが703 EH/sに達し、上場マイナーのシェアが増加。資本集約型のマイニング業界で、強いマイナーがネットワークシェアを拡大中。
ハッシュレートは、ビットコインのマイニングとトランザクション処理に必要な計算能力の合計を示しており、ネットワークの健全性やマイニングの競争力を反映しています。
特に、今年4月の半減期以降、ビットコインの生成量が450ビットコインに減少したことから、ハッシュレートは約13%も増加しています。
この増加の背景には、上場ビットコインマイナーのハッシュレートシェアの拡大があります。
ビットコインマイニングアナリストのセバスチャン・スキー氏によると、上位12の上場マイナーは9月の総ハッシュレートの28.9%を占め、200 EH/sを超える貢献をしています。
この傾向は2022年10月から続いており、上場マイナーが他のマイナーから市場シェアを奪っていることが示唆されています。
特にクリーンスパーク、マラソンホールディングス、ライオットプラットフォーム、IRENの4社は、過去12ヶ月でハッシュレートの伸びが顕著であり、9月の生産量も前月比で増加しています。
ビットコインマイニングは資本集約型であり、ブロック報酬が4年ごとに半減するため、収益性を維持するのが難しい業界です。
このため、エネルギーコストが低いか、強固なバランスシートを持つマイナーがネットワークシェアを拡大している現状があります。
弱いマイナーは経済的に厳しい状況に直面し、ネットワークから切断されるリスクが高まっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/44231ccd0113abff0185056ae82923014538d366