田中ロベルト秀一さんがJICA緒方研究所で移住者の適合と貢献を研究開始。多言語話者の彼の意気込みとは。
要約すると田中ロベルト秀一さん(28歳)は、パラグアイ出身の多言語話者で、日本人の父と日系パラグアイ人の母を持つ。
彼は11月1日に国際的な開発課題を研究するJICA緒方研究所に研究員として着任した。
田中さんは義務教育をパラグアイで受けた後、フランスとカナダで社会科学を学び、フランスの大学院でパラグアイの政治について研究を行った。
彼は外交に興味を持ち、移住が外交の重要な要素であることを認識し、博士号取得後、一橋大学大学院法学研究科で戦後日本の移住政策について研究を続けることを決めた。
研究を進める中で、戦後日本が南米やカンボジア、エチオピア、ポルトガル語圏アフリカに日本人を移住させる政策を採っていたことが分かった。
日本政府はボリビア、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルとの移住協定を結んでいる。
田中さんは今後、移住者やその子弟が現地社会にどのように適合し、貢献してきたかを研究する予定であり、「苦労して現地に溶け込んだ多くの日系人のことを世に知ってもらいたい」と語っている。
彼の研究が日本と移住先国の関係構築に寄与することを目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6621f73b0f70ce1d9e9c3230f31f222d53a7c00a