鈴川エネルギーセンターが発電所の運用を停止。燃料費の高騰と巨額赤字が影響し、再開の見通しは不透明。
この発電所は、三菱商事エナジーソリューションズ、日本製紙、中部電力の三社によって設立された合弁会社で、2016年9月から稼働を開始しました。
初年度の2017年には約52億1600万円の売上を記録しましたが、2022年6月からは石炭火力発電から木質ペレットとA重油を燃料とするバイオマス発電に転換し、2024年3月期には売上高が約138億8700万円にまで伸びました。
しかし、輸入木質ペレットを主な燃料としていたため、燃料調達コストが上昇し、さらに多額の特別損失を計上した結果、224億1900万円の巨額な赤字を抱え、債務超過に陥りました。
特に、世界的な木質ペレットの需給逼迫が影響し、燃料の調達に問題が生じたことが発電所の運用停止につながりました。
現時点では再開の見通しは立っておらず、事後処理の方法を模索しています。
鈴川エネルギーセンターは2013年に設立され、資本金は1億円です。
今後の動向に注目が集まります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c1b601cf5307efa39f8aa24fe81ae4577e6c5220
鈴川エネルギーセンターの発電所運用停止に関するコメントでは、バイオマス発電の持続可能性や運営の問題が多くの人々によって指摘されていました。
特に、バイオマス燃料の供給に関しては、木材の成長に時間がかかるため、燃やしてしまうと短期間で資源が枯渇してしまうという意見がありました。
このような視点から、バイオマス発電は持続的なエネルギー源とは言えないのではないかと考えられていました。
また、国内での間伐材の利用や、必要な量を確保するための課題についても言及されており、実際にそれを行う人や運ぶ人が不足していることが問題視されていました。
さらに、バイオマス発電所が次々と事業停止に追い込まれる中でも新たに建設が続いている現状に対して疑問を投げかける声もありました。
国が石炭からバイオマスに切り替えざるを得なかった政策の失策を指摘する意見や、海外からのペレット輸入によって日本の資源が無駄に流出しているとの懸念もありました。
このようなコメントからは、バイオマス発電に対する懐疑的な見解が多く寄せられていたことが分かりました。
ネットコメントを一部抜粋
バイオマスは失敗するよ。
木が育つには年月必要なのに燃やすと短時間で無くなるから。
バイオマス発電所の事業停止が相次いでいる一方で、いまだに建設され続けるバイオマス発電所。
石炭を悪とし、バイオマスに切り替えざるを得なくした国の失策。
無駄金使って海外ペレット屋を儲けさせただけ。
日本の国富が垂れ流し。
必要量が多すぎる。
輸入ありき。