歯科受診で高齢者の介護費用が抑制される研究結果

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東北大の研究で、歯科受診が高齢者の介護費用を抑制することが明らかに。定期的な受診が健康維持に寄与。

要約すると東北大学大学院の研究グループが実施した調査によると、歯科受診を行っている高齢者は介護費用が低いことが明らかになりました。

これまでの先行研究では、口腔状態が悪い高齢者は要介護になるリスクが高いとされていましたが、歯科受診と介護費用の関連については十分に検討されていませんでした。

今回の研究では、8429人の自立した高齢者を対象に、過去6カ月間の歯科受診の有無と、その後8年間の累計介護費用を分析しました。

結果、予防的に歯科受診を行っている高齢者は、未受診者に比べて約11万円も介護費用が低いことが分かりました。

また、治療目的の受診でも約8万円、予防または治療の両方を行った場合でも約10万円のコスト削減が見られました。

この研究グループは、歯科受診により口腔の健康が維持され、要介護状態になることが先送りされたり、要介護になった場合でも重症化が抑制された結果として、介護費用が低くなった可能性があると指摘しています。

高齢者の健康を維持するためには、定期的な歯科受診が重要であるということが、この研究から示唆されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f88fb7f527c1a7974c3db48a7bfc14ccd9c5e642

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