神戸製鋼所が耐疲労鋼板「EX-Facter」をNETISに登録し、橋梁の疲労耐久性向上を目指す。建設分野での採用拡大を図る。
要約すると神戸製鋼所は、業界初の耐疲労鋼板「EX-Facter」を国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録したことを発表しました。
この鋼板は、橋梁用鋼板の製品メニューの一つで、疲労亀裂の発生寿命を大幅に改善する特徴があります。
特に、鋼製橋梁の疲労耐久性向上が求められる中で、目視点検では発見が難しい鋼床版デッキプレートの疲労亀裂に対して有効なソリューションを提供します。
具体的には、鋼床版デッキプレートとUリブの溶接部を模擬した疲労試験において、従来品に比べて1.5倍の疲労亀裂発生寿命の改善効果が確認されました。
この新技術の登録により、神戸製鋼所は従来の造船分野に加え、公共工事などの建設分野でも採用拡大を図るための技術提案活動を強化し、製品の拡販を目指します。
耐疲労鋼板の導入により、橋梁の安全性と耐久性が向上することが期待されており、建設業界における新たな技術革新に寄与することでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9ca71a414d0eddf74b0ace4f1a531c6c1b98abc3