探究学習が育む新たな学びの力とは

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新渡戸文化中学校・高等学校では、学力以外に探究学習を重視し、「見つけ、行動し、周りを巻き込む」力を育成。副校長の山藤氏は、利他的な学びの重要性を強調している。

要約すると近年、学力だけでなく探究学習が重視される傾向が強まっている。

東京都中野区にある新渡戸文化中学校・高等学校はその一例で、水曜日には全ての授業を探究学習に充てる独自の教育方針を採用している。

この学校の副校長、山藤旅聞氏は、教育現場での経験を通じて「学力」以上に重要なスキル、すなわち「見つけ、行動し、周りを巻き込む」力の重要性を説いている。

山藤氏は大学卒業後、公立高校で生徒たちの学力向上に努め、特にコミュニケーションを通じて生徒たちの変化を実感し、難関大学への合格者も増えた。

しかし、進学校に転任後は、学力は高いものの、学ぶ楽しさや意義を見失った生徒たちが多いことに疑問を抱くようになった。

特に不登校の生徒が多い現状を憂い、教師として何ができるかを考え続けている。

そんな中、ブータンを訪れた際には、現地の生徒たちが「国のために学ぶ」と利他的な目的を持っていることに感銘を受け、帰国後は「未来のためや誰かのために学ぶ」姿勢を育む教育を目指すようになった。

山藤氏は、フィールドワークを重視し、教室と社会をつなぐ教育が生徒の意欲を引き出すと考え、校外のNGOと連携してボルネオに生徒たちを派遣した。

この取り組みにより、自信を失っていた生徒たちが新たな学びへの意欲を取り戻す姿が見られた。

山藤氏の教育理念は、学力だけでなく、社会で必要とされるスキルを育むことに重きを置いている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/112f26aee049873472e17d08f3d9c534e01351f8

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