ヒョンデとツァイスがフロントガラス全体をディスプレイにする「ホログラフィックHUD」を共同開発。2027年に量産予定で、安全性と快適性を向上させる新技術。
要約すると2024年10月14日、ヒョンデの子会社であるHYUNDAI MOBIS(ヒュンダイモービス)は、ドイツの光学メーカーZEISS(ツァイス)と共同で、フロントガラス全体をディスプレイとして活用する「ホログラフィックHUD」の実用化に向けた業務協力契約を締結した。
この技術は、2027年には量産車に採用される見込みで、運転席から助手席までの広範囲にわたって運転情報やナビゲーション、インフォテインメントコンテンツを表示することができる。
従来のヘッドアップディスプレイ(HUD)と異なり、フロントガラス全体を利用することで、視界を遮ることなく多様な情報を表示し、ドライバーが道路から目を離さずに情報を確認できるようにすることを目指している。
これにより、運転の安全性が向上し、従来のディスプレイモニターが不要になる可能性がある。
さらに、車両のインテリアデザインも大きく変わる可能性があり、メータークラスターや操作機器のスペースを最小限に抑えることができる。
自動車業界では、各社が大型モニターディスプレイの設置を競い合っているが、ホログラフィックHUDが実用化されることで、従来のディスプレイの役割が変わり、よりスマートな車内環境が実現されるだろう。
この新技術は、運転の快適さと安全性を同時に向上させる革新的なソリューションとして注目されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a07d1cce39da96c01f529518af071e55e3602f7b