ispaceが「HAKUTO-R」ミッション2で内閣府から宇宙資源の許可を取得。2025年に月資源をNASAと商取引予定。
要約するとispaceは、2024年12月17日に発表した通り、民間月探査計画「HAKUTO-R」のミッション2において、内閣府から宇宙資源の探査と開発の許可を取得しました。
この許可は、2025年1月に打ち上げが予定されているミッション2に関連しており、同社は2022年11月に国内第1号案件としてミッション1で取得した許可に続く2回目の取得となります。
許可は宇宙資源法に基づいており、これによりispaceは米航空宇宙局(NASA)との契約に基づき、月資源を商取引することが可能となります。
具体的には、ミッション2の着陸船「RESILIENCE」が月に着陸後、NASAへのレゴリス譲渡が行われる予定です。
レゴリスはランダーのフットパッドで採取され、着陸時の衝撃を吸収するためにフットパッドが設置されています。
このフットパッドに堆積したレゴリスは、探査車「TENACIOUS」に搭載されたカメラで撮影され、撮影画像を確認した後にNASAに所有権が移転される計画です。
物理的なレゴリスの受け渡しは行われず、TENACIOUSはispaceの欧州法人が設計・開発したもので、スコップを使ってレゴリスを採取します。
ミッション2は、2025年1月に米フロリダ州ケープカナベラルからSpaceXのロケット「Falcon 9」で打ち上げられる予定で、前回のミッション1は2022年12月に打ち上げられたものの、2023年4月に着陸寸前で失敗しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/708fded7f38b92a08e04a8452b5f839c0fb25e67