ふるさと納税での「推し活」が盛況で、約8割が控除上限を超えて寄付。聖地巡礼や体験型返礼品が人気で、自治体の取り組みも活発化。物価高騰の中、節約の選択肢として注目されています。
要約するとふるさと納税サービス「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが発表した調査によると、ふるさと納税を通じて「推し活」を行うファンの約8割が控除上限額を超えて寄付を行ったことが明らかになりました。
この調査は、2024年12月に推し活を実践する303人を対象に実施されました。
調査結果では、推しの出身地や作品に関連する地域を訪れた経験がある回答者が約8割に達し、いわゆる「聖地巡礼」への関心が高いことが示されています。
自治体によっては、映画やアニメ、スポーツ選手に関連する場所を巡る体験型の返礼品も提供されており、ファン層にダイレクトにアプローチする内容となっています。
また、具体的な支援規模の拡大も見られ、サッカーJリーグの「川崎フロンターレ」関連商品への寄付額は前年同期比で約3.8倍、特撮作品「ゴジラ」関連商品は約6倍に増加しています。
自治体の取り組みも活発で、アニメ「ラブライブ!」関連の返礼品は2021年比で3.2倍、サンリオキャラクター関連商品は24.5倍に増加しました。
地域のコンテンツを資源として捉え、地域PRやイベント開催などを通じた新たな支援の形も広がっています。
トラストバンクの伊藤健作氏は、物価高騰の影響で娯楽支出を抑制せざるを得ない状況下で、ふるさと納税が実質的に2,000円の自己負担で推し活を行える選択肢として需要が高まっていると分析しています。
今後もこの動きは加速することが予想されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/89a3d0ebc6e62ae22d3dd7a6781940e5788584a2