Windowsの「ペイント」に新たな生成AI機能が追加され、画像加工がより便利に。範囲選択で新たな要素を追加したり、消去したりできる機能が搭載されました。
この機能は、ユーザーが画像の特定の部分を選択し、その部分に対して新たな要素を追加したり、消去したりすることができるというものです。
具体的には、範囲選択を行った後に表示される3つのアイコン、すなわち「生成フィル」、「生成消去」、および「背景の削除」を使って、画像を加工することが可能です。
「生成フィル」では、選択範囲内にテキストを入力することで、その内容に合った画像が生成されます。
たとえば、琵琶湖の浜辺を選択し「手漕ぎボート」と指示すると、その指示に基づいた画像が生成される仕組みです。
この機能は、生成された画像が元の写真と違和感なく融合するように設計されており、実用性が高いと評価されています。
生成にはNPUを活用しており、処理速度も比較的速いのが特徴です。
また、気に入らない場合は再生成も可能ですが、公序良俗に反する内容は拒否されることがあります。
「生成消去」機能では、選択した部分を消去し、周囲の画像に自然に馴染むように処理することができます。
さらに、「背景の削除」機能を使えば、選択した人物を残して背景を消去することも可能です。
これにより、デジタルアルバム作成の際などに非常に便利です。
これまで「ペイント」は簡易な描画ソフトという印象が強かったですが、生成AIの導入により、より強力な表現・加工能力を持つツールへと進化しました。
今後のWindows 11の正式版での実装が期待されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2e22b7995cd84aef1ec3fd0494488fb66ace15eb