シャープが新フラグシップ「AQUOS R9 pro」を発表。ライカ監修の3眼カメラを搭載し、個性的なデザインが特徴。実用面での課題もあり、カメラ機能を重視するなら周辺機器の提供が必要か。
この新しいフラグシップモデルは、夏モデルからわずか半年での投入という異例のタイミングであり、個性的なデザインが特徴です。
特に、背面に配置された円形カメラユニットは、デジタルカメラのレンズを模したようなデザインで、存在感があります。
マットな質感の黒を基調とし、横持ちを意識したデザインは、スマートフォンでありながら本格的なカメラとしての雰囲気を醸し出しています。
前面は6.7型の大画面で、画面端からサイドフレームまでの距離が非常に短く、プレミアム感を感じさせる印象です。
しかし、この美しいデザインにはいくつかの実用面での課題も存在します。
229gという重量と大型のカメラユニットにより、重心が片側に寄ってしまい、片手持ちでの安定感が不足しています。
持ち方を工夫しても、カメラユニットの縁を支点にすると安定感が欠けてしまうため、レンズ部分に指が触れる持ち方が最も安定しますが、レンズへの接触は避けたいところです。
同じくライカとコラボした「Xiaomi 14 Ultra」では、カメラグリップとして機能する専用アダプターが用意されていますが、AQUOS R9 proでもカメラ機能を重視するなら、こうした周辺機器の提供を検討すべきだったかもしれません。
美しさと実用性の両立は難しい課題ですが、カメラフォンとしての完成度を高めるためには、さらなる工夫が求められるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f5cfdf9c96f8226176c7df257c4a49bc974f290b