ソニーとKADOKAWAが戦略的資本業務提携を発表。ソニーはKADOKAWAの約10%を保有し、IP価値の最大化を目指す。株価は希薄化懸念で下落したが、提携の期待が高まる。
この提携により、ソニーは2025年1月7日に実施される第三者割当増資を通じて、約500億円でKADOKAWAの新株式1205万4100株を取得し、同社の約10%を保有する筆頭株主となります。
両社は、先月19日に報じられた買収協議の噂が影響し、KADOKAWA株は急騰しましたが、今回の発表によりその期待感が薄れ、株価は大幅に下落しました。
特に、株式の希薄化が懸念され、KADOKAWAの株はストップ安の気配を見せました。
ソニーは、IP(知的財産)価値の最大化に向けて、コンテンツ領域での共同出資やクリエイターの共同発掘、両社のIPのメディアミックス展開などを進める意向を示しています。
KADOKAWAの取締役である川上量生氏は、この提携が双方にとって最良の結果になるとコメントしており、今後の協力関係に期待が寄せられています。
ソニーは、ゲームや音楽分野での強みを持ち、KADOKAWAは出版事業を基盤にアニメやゲームのメディアミックス展開を得意としています。
両社の強みを生かした提携は、今後のエンターテインメント業界に新たな影響を与える可能性があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f9782e53a2895115f639f8b79bc83cc44901c25
ソニーとカドカワの戦略的資本業務提携に関するコメントでは、ソニーが中国企業からの買収計画を阻止したことを評価する意見がありました。
特に、ソニーが筆頭株主となることで、将来的な買収の可能性について懸念が示されていました。
また、カドカワ株を保有していた投資家の心情に焦点が当てられ、株価の急落に対する不安が広がっている様子が伝えられました。
具体的には、カドカワ株を全力で購入していた投資家が、提携の影響で損失を被る可能性を心配しているコメントが多く見受けられました。
さらに、過去にはテンセントからの出資を受けていたカドカワが、現在の主要株主から外れていることも指摘され、株主の不安を増幅させているようです。
ソニーの情報流出や株価対策に関する意見もあり、今後の市場の動向に対する期待と不安が入り混じった状況が伺えました。
全体として、提携によるポジティブな側面と、株主にとってのリスクが共存する複雑な反応が見られました。
ネットコメントを一部抜粋
中国企業からの買収計画が進んでいたのでソニーが先手を打って阻止した形ですね、個人的にはナイスプレイだったと思います。
ソニーが筆頭株主になるならまだ将来的に買収される可能性も残っていると思う。
今は「提携」だけどね。
KADOKAWA株を助平心で全力買いしてた人は死活問題だろうけどな。
KADOKAWAは以前にテンセントからも出資を受けていたが直近の主要株主から消えてるのが気になります。
ソニーは株価対策で情報流すの多いからな。