ソフトバンクがシャープ堺工場を約1,000億円で取得し、AIデータセンターに転換。2026年中に稼働開始予定で、環境負荷低減にも注力。
要約するとソフトバンクは、大阪府堺市にあるシャープの液晶パネル工場「シャープ堺工場」の土地や建物を約1,000億円で取得することを決定しました。
この決議は、2023年12月20日に開催された取締役会で条件付きで承認されました。
取得するのは、約45万m2の土地と延べ床面積約84万m2の建物で、AIデータセンターの設置が計画されています。
このデータセンターは、250MW規模の電力供給が条件で、2026年中に稼働を開始する予定です。
将来的には、受電容量を250MWを超える規模に拡大し、生成AIの開発やAI関連事業に広く利用される見込みです。
また、このデータセンターは大学や研究機関、企業に対してもサービスを提供し、アジア最大規模のAIイノベーションの拠点を目指しています。
環境負荷を低減するため、カーボンニュートラル化も進める方針です。
シャープの堺工場は、2009年に稼働を開始し、当時は最大規模の液晶工場として知られていましたが、2024年度上期中に生産停止が発表されていました。
なお、KDDIも堺工場の一部を取得し、2024年度中にAIデータセンターへの転換工事を始める計画です。
シャープは、今回の売却を通じてアセットライト化を進め、ブランド事業に特化した事業構造の確立を目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4bb6aa7e231c64ea75760d20c8b40899b7198b56