金正恩氏が地方振興の遅れを反省し、今後10年間で毎年20地域に工場を新設する計画を発表しました。
彼は、故金日成主席の時代から続く地方の工業発展政策に問題があったと認識し、その原因を「党や国の事業として強く展開できなかったこと」に求めました。
これは、北朝鮮の経済発展における地方の役割の重要性を再認識させるものであり、金正恩氏は今後の政策において地方経済の活性化を強調しています。
具体的には、今年から10年間にわたり、毎年20地域に新しい工場を建設する計画を掲げており、これは地方振興を促進するための重要なステップとされています。
2月に始まった工場の建設プロジェクトは、今月20日に竣工を迎え、金正恩氏はこの成果を評価しつつ、今後の課題についても言及しました。
彼の発言は、北朝鮮の経済政策が地方に焦点を当てていることを示しており、国全体の発展のためには地方の活性化が不可欠であるとのメッセージを発信しています。
このような背景から、金正恩氏は地方振興を新たな政策の中心に据え、国の経済基盤を強化する意図を明らかにしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a473af237b310f7ebbf32168323289cb8f6fca23
金正恩氏が地方振興の遅れを認め、新政策を発表したことに対して、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、北朝鮮の地方経済が長年無視されてきたことや、特権階級が平壌に集中している現状が指摘されました。
多くの人が、今回の発言はPRに過ぎないと捉え、実際に地方振興を進めるには材料や資源が不足しているため、実現は難しいと考えていました。
また、国民が苦しむ中での高級車の使用や、反省の言葉が空虚に感じられるという意見も多く、国民の生活改善が最優先であるべきだという声が目立ちました。
さらに、過去の恐怖政治や粛清の実態が影響しているとの指摘もあり、反省が形式的なものであれば意味がないという意見がありました。
全体として、金正恩氏の指導力や政策に対する疑問が強く、国民の生活を改善するための具体的な行動が期待されていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
人民は最高指導者が反省することを極度に嫌がります。
地方振興の前に瀬戸際外交と統制経済をやめないと国民は苦しいままです。
自力の地方振興は難しいだろう。
国民がひもじい思いしてかわいそうです。
反省の形だけなら豚でもできる。