ニデックグループがKyribaを導入し、グローバル財務管理を強化。リアルタイムでの資金可視化と業務効率化を実現し、今後の成長を目指す。
要約するとニデックグループは、グローバルな流動性管理を強化するため、Kyribaの流動性パフォーマンスソリューションを導入した。
Kyribaは、企業の財務管理を効率化するクラウドベースのソリューションであり、資金の可視化、リスク管理、予測、最適化を実現する。
年間3億件以上の銀行取引と15兆ドルの支払処理をサポートし、AIを活用したツールにより財務業務の自動化を推進する。
ニデックグループは、約340のグループ企業を擁し、2030年には売上高10兆円を目指している。
積極的なM&A戦略によって急速に事業規模を拡大してきたが、システムの共通化が遅れ、財務業務において重複作業や手作業が多発する課題を抱えていた。
特に、本社財務部では膨大な口座残高の管理に多くの時間と労力を費やしており、リアルタイムでの情報把握が難しいため、経営層へのタイムリーな情報提供が課題となっていた。
Kyribaの導入により、グローバル財務業務の高度化と資金・流動性のリアルタイム可視化を目指す。
導入後は、各地域統括会社やビジネスユニットが必要な財務データにリアルタイムでアクセスできるようになり、口座残高の管理も効率化された。
さらに、グローバル本社財務部はKyribaの24時間サポートにより迅速な対応が可能となり、世界中の銀行との接続フォーマットが用意されているため、短期間での導入が実現した。
今後は、各社のERP接続や銀行ホスト接続、支払いの自動化を進め、グループ会社の増加に伴うガバナンス強化にも期待が寄せられている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f214a4f59ec9dce5b327d580cb2d82780ea4c69