約58.1%の企業が生成AIを全社導入しており、日常的に利用する社員の割合も増加。RAGの活用が進んでいることが示された調査結果。
要約するとエクサウィザーズのグループ企業、Exa Enterprise AIが発表した「生成AIの利用実態調査」の結果によると、約58.1%の企業が生成AIを全社的に導入していることが明らかになりました。
この調査は2023年4月から継続的に行われており、今回で5回目。
調査対象は262社310人で、生成AIの利用状況を把握するために実施されました。
特筆すべきは、生成AIを活用する社員の割合が増加している点で、全体の19.3%の組織が「8割程度の社員」または「ほぼ全員」が生成AIを利用していると回答しています。
これに伴い、日常的に生成AIを使用している社員の割合も48.7%に達し、前回比で12.9ポイント増加しました。
さらに、検索拡張生成（RAG）の活用状況も調査されており、22.1%の企業がすでに業務でRAGを活用していると回答し、33.1%が取り組み中であることが分かりました。
RAGを用いた生成AIの活用においては、日常的に使用している層の27.8%が成果を上げている一方で、試しに使用した層の75.0%は未着手であると回答しました。
また、関心のある生成AIのトレンドとして、自律的に稼働するAIエージェントが53.5%で最も多く、次いでRAG（50.0%）、マルチモーダル技術（35.5%）、大規模言語モデルの活用（34.5%）が続いています。
AIエージェントは、設定された目標に対して自律的に動くAIであり、RAGと同様にAI技術の付加価値を高める進化が期待されています。
この調査結果は、企業における生成AIの利用が本格化し、特に個人の活用レベルが高い層での関心が高まっていることを示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/93b684cbc50abf1e90cd25201437d625f276becf