西海市は「kintone」と生成AIを導入し、年間2072時間の業務削減を実現。職員の約9割がその効果を実感し、業務効率化が進んでいます。
要約すると長崎県西海市は、サイボウズのノーコード/ローコードツール「kintone」と生成AIを導入し、業務効率化を実現しました。
これにより、年間2072時間以上の業務削減効果を達成しています。
以前は一般用途向けの生成AIを使用していたものの、特定業務への適用が難しく、職員が十分に活用できていませんでした。
そこで、自治体向けAIサービス「ばりぐっどくん」をkintoneの基盤上で導入し、ユーザーインターフェースを改善しました。
ばりぐっどくんは、同市が公開している過去の情報を追加学習することで、業務に特化した精度の高いアウトプットを実現しています。
具体的には、議会答弁書の作成補助や画像内の文字起こしなどに活用され、約9割の職員がその有効性を実感しているとのことです。
また、両備システムズが提供する「R-Cloud Proxy for kintone」を利用して、安全にkintoneにアクセスし、ばりぐっどくんを使用しています。
さらに、ばりぐっどくんには、文章の要約や音声ファイルのテキスト化、紙媒体の情報のテキスト化など、さまざまな用途に応じたソリューションが展開されています。
議会答弁書作成では、kintoneで質問を入力し「回答スタート」ボタンを押すだけで、生成AIが過去の議事録をもとに回答を生成します。
kintoneを介することで、生成AIが作成した内容を編集したり、他部署との情報共有やディスカッションも行えるため、業務の効率化が進んでいます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/efc2fa148520335d5da6aa82f3fce34201acd8d5