大河ドラマ「光る君へ」の総集編が29日に放送され、監督が源氏物語の誕生シーンの舞台裏を語る。吉高由里子演じるまひろの知識が一気に溢れ出す瞬間が美しく表現されている。
このドラマは、千年の歴史を持つ「源氏物語」をテーマに、女流作家・紫式部の波乱に満ちた生涯を描いている。
第31話では、まひろ（吉高由里子）が藤原道長（柄本佑）からの依頼で物語を執筆するシーンが特に印象的で、彼女が一条天皇（塩野瑛久）に献上するための物語を構想する過程が描かれている。
中島由貴監督は、このシーンを特に強調し、まひろの知識の蓄積が一気に表出する瞬間を視覚的に表現することに力を入れたと語っている。
舞い降る色とりどりの紙には、和歌や漢詩の一節が書かれており、まひろの内面のエネルギーが表現されている。
CGを使用せず、実際の紙を使った映像表現が採用され、ハイスピードカメラで撮影されたそのシーンは視覚的にも美しい仕上がりとなっている。
中島監督は、紫式部の偉大さを再確認し、ドラマ制作の過程で感じたリスペクトを込めてこのシーンを描いたと述べている。
今回の総集編では、これらの名場面を再度楽しむことができる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/86a997a2219977cd215e566b663424566ff61659
視聴者のコメントからは、大河ドラマ「光る君へ」の演出や美しい音楽に対する感動が伝わってきました。
特に、まひろが宇治から戻ってきて創作を始めるシーンでは、水辺の煌めきや選曲が素晴らしかったと多くの人が感じていました。
視聴者は、歌詞がまひろと道長の関係を反映していることに気づき、制作側の細やかな配慮を評価していました。
また、星の神の存在や「源氏物語」の感覚を追体験したという意見もあり、作品に込められた深いテーマ性に共感する声が多く見られました。
一方で、特定のシーンに対する評価は分かれ、まひろと道長の関係性に違和感を感じたというコメントもありました。
視聴者は、シナリオやキャスティングだけでなく、演出や映像のクオリティにも目を向けるべきだと考えており、良いドラマを作るためには多くの要素が重要であると強調していました。
さらに、紙が舞うシーンのCG表現や光の使い方についても好評で、視覚的な演出が印象に残ったと述べる視聴者もいました。
全体的に、ドラマのクオリティや話題性が高く、視聴者の関心が続いていることが伺えました。