ドキュメンタリー映画「人体の構造について」の本予告が公開。医師視点での手術映像が話題に。11月22日全国公開。
本作は、人体の神秘と人間の恐怖を探る内容で、フランスのパリ北部にある5つの病院のオペ室を舞台とし、医師の視点から撮影された脳や大腸、眼球などの外科手術や帝王切開の様子を映し出している。
特に、内視鏡を用いた手術映像は、普段目にすることのできない貴重な体験を提供しており、「刺激が強いと感じられる映像が含まれています」という警告文で始まる本予告は、観客の興味を引く要素が満載だ。
監督は「リヴァイアサン」や「カニバ/パリ人肉事件38年目の真実」のルーシァン・キャステーヌ=テイラーとヴェレナ・パラヴェルが務めており、彼らの技術が光る映像美とリアリティが特徴である。
著名人からも多くの推薦コメントが寄せられており、作家で医師の朝比奈秋は「発達した医療ほど、身体のグロテスクさをあらわにする」と述べ、マンガ家の伊藤潤二は「手術映像はまるでイリュージョン」と表現するなど、医療の現実とその美しさ・恐怖を交錯させた感想が印象的だ。
また、解剖学者の布施英利は「パリの病院、最先端技術のカメラが潜入したそこには『人体』があった」とコメントし、医療の進化と人体の奥深さを強調している。
映画は11月22日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町などで公開予定で、トランスフォーマーとTBSテレビが配給を担当する。
この作品は、医療者でない人々にも新たな視点を提供し、視覚的な刺激と深い思索を促すことが期待されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6f89fac2e0d16c25bb3ae8d4d182caba80355496