北朝鮮での「人民軍への兵器装備奉献キャンペーン」が現金献金を求めており、一般市民の負担が増大。地方政府は資金集めに苦慮している。
今年は従来の金属くずの収集に代わって、市民1人当たり10米ドル（約1570円）の現金献金が求められている。
この金額は、北朝鮮の一般市民の月収の数倍にあたるため、地方政府当局は困難な状況に直面している。
キャンペーンは、金正恩が朝鮮人民軍の最高司令官に就任した2011年を記念して始まり、2012年以降毎年行われてきた。
昨年までは学生や市民が金属くずを集めて戦車や装甲車の製造を支援していたが、今年は新たに攻撃型無人航空機（ドローン）の製造が目的となっている。
このため、金属くずの代わりに現金が必要とされるようになった。
しかし、一般市民にとって10ドルは容易に捻出できる金額ではなく、割り当てられた金額を集められない場合、地方の担当者が責任を問われることになる。
これにより、ある地方政府の当局者は管轄区域内の鉱山から金属資源を売却し、資金を集めるために苦心しているという。
北朝鮮の経済状況を反映したこのキャンペーンは、政府の圧力と市民の困難な生活を浮き彫りにしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fce007c004f972badf906b9a0aa785e44a81ef63
北朝鮮の兵器献金キャンペーンに関するコメントでは、様々な視点から国民の生活状況や政府の行動が語られていました。
多くのコメントが、国民が生活に困窮している中で、政府が無理な献金を求めることに対する不満を表明していました。
具体的には、「国民飢えさせて軍備強化し兵士を使い捨て」という意見があり、国民の生命や財産を守らない政府の姿勢に対する批判が強く感じられました。
また、献金の要求が一般市民の月収の数倍に及ぶことから、体制が庶民の生活を考えていないことが明らかであると指摘する声もありました。
さらに、過去の日本の戦時中の状況と比較する意見もあり、北朝鮮の現状が歴史的な負の遺産を引きずっていることが伺えました。
多くのコメントが、北朝鮮の将来に対する懸念を示しており、「近い将来クーデターでも起きるのでは」といった予測もありました。
こうした意見からは、北朝鮮の体制に対する疑念や、国民が立ち上がるべきだという声が多く寄せられていました。
全体として、北朝鮮の兵器献金キャンペーンが市民に与える影響や、国の体制に対する批判が強く表現されていました。
ネットコメントを一部抜粋
北朝鮮側に立って、頭を巡らすと、武力で、周辺国との均衡を保とう必死なんだと思う。
国家が国民の生命財産を全く守ってくれない、その上に『月収の数倍』の献金とは完全にヤクザの世界である。
こんな環境下では人として持つべき当たり前の価値観なんて通用する訳ない。
生活費が無い上に金正恩に寄付しろと無茶苦茶な命令。
まともに飯すら食わせようと努力をしない政府になら、普通反乱とか起こるけどな。