ソニーがKADOKAWAの株式を取得し、筆頭株主となることでエンタメ業界に変革をもたらす可能性が高まっています。特にIP戦略の強化が注目されています。
この動きは、エンターテインメント業界において大きな注目を集めており、KADOKAWAの株価は急騰し、連日ストップ高を記録しています。
KADOKAWAは出版、アニメ、ゲーム、教育事業を展開しており、日本を代表する知的財産(IP)の供給元として知られています。
ソニーはかつて家電メーカーとしての印象が強かったものの、近年はエンターテインメント事業が収益の中核を占めるようになり、IPを中心としたビジネスモデルへとシフトしています。
KADOKAWAを傘下に持つことで、ソニーはコンテンツの企画からグローバル展開までの一貫したビジネスモデルを強化できると期待されています。
特に注目すべきは、IPバリューチェーンの垂直統合です。
従来、コンテンツビジネスは各プロセスが異なる企業によって行われていましたが、グローバルなIP競争が激化する中、企業は原作の創出から二次展開、世界市場への拡販までを一手に担う「フルスタック」な経営モデルを目指しています。
ソニーはゲーム事業やアニメ配信プラットフォームを通じて自社コンテンツを届ける仕組みを強化していますが、原作IPの供給には依存している部分もあります。
KADOKAWAの買収が実現すれば、強力な原作供給源を手に入れ、企画から世界展開までのIP戦略を一貫して構築できるようになるでしょう。
これにより、日本のエンターテインメント業界は「IP戦国時代」を迎え、競争が一層激化することが予想されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6a3ce4a24d746ec48098be8996f0cf97c1be0ee6
ソニーのKADOKAWA買収に関するネットのコメントでは、KADOKAWAが持つIPの競争が激化している様子が伝えられました。
特に、他の企業が自前のメディアミックスの原石を持っている中で、ソニーが主導権を握りたいという意図が感じられるとの意見がありました。
バンダイナムコが製作スタジオを手に入れることでアニメの主導権を握ろうとしていることも話題に上がり、業界全体の競争がより一層激しくなる可能性が示唆されました。
また、ソニーが手がけたオリジナルIPである「リコリコ」が他の人気作品よりも円盤が売れたことが挙げられ、ソニーのIP戦略の一環として評価される意見もありました。
しかし一方で、自社のIPを大切にしてこなかったソニーの姿勢については疑問が呈され、KADOKAWAのIPが本当に宝庫であるのかという懸念も表明されました。
全体的に、ソニーの買収がもたらす影響についての期待と不安が入り交じったコメントが多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
今の所KADOKAWAのIPって取り合いの状態だから、主導権を握りたいって感じかと。
スパイファミリーや呪術より円盤が売れまくったリコリコってソニーのオリジナルIPだよね。
自社のiPを大事にしてこなかったSONYが簡単にiP強化とかぬかすな。
宝庫って程のIP無いと思うけどな、KADOKAWA。
今から参入してると競合でお客が食いつかないからねー。