韓国の2023年7~9月期のGDP成長率は0.1%と低迷し、主に輸出の減少が影響。内需は回復傾向を示すも、成長は鈍化している。
要約すると韓国の7~9月期のGDP(国内総生産)は、前期比で0.1%の増加にとどまり、経済成長が鈍化していることが明らかになった。
韓国銀行が発表した速報値によると、この成長率は前期の0.2%減からの回復を示すものの、依然として弱い状況が続いている。
特に輸出は、自動車や化学製品を中心に0.4%減少しており、内需の回復にもかかわらず、成長を大きく押し下げる要因となった。
民間消費は0.5%の増加を記録し、内需は予想通りの回復傾向を示しているが、輸出の減少が全体の成長に影響を与えた。
建設投資も2.8%減少し、建物や土木建設の不振が目立つ。
輸入は機械や設備を中心に1.5%増加し、設備投資も6.9%の増加を見せたが、純輸出は0.8%減少し、成長率を1ポイント近く押し下げた。
業種別では、電気・ガス・水道業が5.1%増加し、農林漁業や製造業もそれぞれ3.4%、0.2%の増加を記録した。
一方、サービス業は卸小売や宿泊飲食業が減少したが、医療や運輸業が好調で0.2%増加した。
韓国銀行の関係者は、内需の回復は見られるものの、輸出の増加が鈍化していることがこの成長率の低さに寄与していると指摘している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0082b79a36c35206b05d004db1f1c69607f8b547