北海道むかわ町でタンチョウの繁殖が再開。自然愛好家グループが子どもたちに自然の大切さを伝え、環境保護活動を展開中。
要約すると北海道むかわ町では、かつて道央圏でほとんど見られなくなっていたタンチョウが繁殖を再開した。
この町はラムサール条約に登録された湿地、ウトナイ湖に近く、多くの希少鳥類が生息する豊かな生態系を持っている。
「ネイチャー研究会inむかわ」という自然愛好家のグループは、1996年に設立され、現在36人のメンバーがいる。
彼らは子どもたちに自然の大切さを伝える活動を行っており、キノコ狩りや干潟でのピクニックを通じて、自然に触れる機会を提供している。
2011年にタンチョウが町に飛来し、翌年から付近の湿地で繁殖を始めた。
子どもたちがその姿を観察できるようになり、会長の小山内恵子さんは「本物を見て、みんな表情をきらきらさせる」と語る。
これまでに育ったヒナは10羽に達し、一部は近隣の市や町でも確認され、道央での個体群再生の足掛かりとなっている。
しかし、最近では営巣地の近くで風力発電の計画が進行中で、工事による自然環境の変化が懸念されている。
研究会は、環境を無視した再生可能エネルギーの普及に対して警鐘を鳴らし、計画中止を求める約9500人分の署名を提出した。
会員の奥野泰崇さんは、故郷の自然を次世代に残すことの重要性を強調しており、子どもたちが自然と触れ合う機会を大切にしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d04f488cac7525f8bf4ddfd562abcd0ed2d5dd4c