日本とドイツの護衛艦輸出競争の行方

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オーストラリア向け護衛艦輸出で、日本とドイツが競争中。最終候補に選ばれた両国の提案は、運用実績がない実艦がベース。特にドイツのMEKO A-210はレーザー兵器を搭載しており、オーストラリア海軍にとって魅力的な選択肢となる。

要約するとオーストラリア向けの護衛艦輸出を巡り、日本とドイツが競争を繰り広げている。

オーストラリア政府は2024年11月25日に、両国の提案を最終候補として選定した。

このプロジェクトは「プロジェクト・シー3000」と呼ばれ、オーストラリア海軍が運用している老朽化したアンザック級フリゲートの後継艦導入計画の一環である。

日本は「令和6年度護衛艦」を提案しているが、ドイツは「MEKO A-210」を最終候補に選ばれた。

MEKO A-210は、ドイツのブローム・ウント・フォスが開発した汎用フリゲートの一種で、導入国の要求に応じた兵装やシステムを搭載しやすい特徴がある。

オーストラリア海軍にとって、MEKOシリーズは馴染みが深く、アンザック級フリゲートのベースでもあるため、選定に影響を与えた可能性がある。

しかし、どちらの提案も実艦は存在せず、運用実績がない点では同じである。

2023年11月に開催された防衛装備展示会「INDO PACIFIC 2023」では、両国の護衛艦の模型が展示され、アピール合戦が繰り広げられた。

日本の護衛艦は高いステルス性を誇る一方、ドイツのMEKO A-210はドローン迎撃用のレーザー兵器を標準装備しており、これがオーストラリア海軍にとって魅力的な要素となる可能性がある。

オーストラリアの護衛艦輸出は約1兆円規模とされ、両国の競争は今後も注目される。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/37b0ccdcbef937500d825c067767d3ecdd0baf6a

ネットのコメント

日本とドイツの護衛艦輸出競争に関するコメントでは、ドイツのMEKO A-210案が有利であるとの意見が多く見受けられました。

特に、MEKO A-210はその拡張性やステルス性、コストパフォーマンスの面で優位性があるとされ、オーストラリアの要求に対しても適応性が高いと評価されていました。

ドイツの艦船は、オーストラリア国内での建造が前提となっており、これが日本製艦船に対する不利な条件となるとの指摘もありました。

一方で、日本の護衛艦も悪くないとの意見があり、特に日本の艦艇は納期を守ることができる点が評価されていました。

しかし、ドイツの豊富な輸出経験や、オーストラリアの国内事情により、日本が選ばれる可能性は厳しいとの見解が多かったです。

また、日米豪印クアッドの影響も考慮され、日本とオーストラリアの軍事同盟が今後の競争において重要な要素となるとの意見もありました。

さらに、オーストラリアの政権交代が選択に影響を及ぼす可能性も指摘され、政治的な要因が商談に影響することが懸念されていました。

総じて、オーストラリアのニーズに応じたシステムの選択が重要であり、単なる性能だけでなく、信頼性やメンテナンス面も考慮されるべきだとの意見が多く見られました。

ネットコメントを一部抜粋

  • ドイツはMEKO A-210案を最終候補に選定したそうだが、これは満載排水量4700トン以上のなかなかの船体。

  • 日米豪印クアッドがあるうちは、基本的に同じシステムで運用する方が便利かもしれない。

  • アジアの安全保障を安定させる上で、我が国とオーストラリアが軍事同盟を結ぶ価値は相当高い。

  • 日本にチャンスがあるとすれば、計画された艦船を計画通りに納期を守って作れる点かもしれない。

  • プラットフォームの性能が高くても、装備品のスペックが弱ければ採用は難しいでしょう。

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