能登半島地震の被災地では、神社の初詣準備が進むが、復旧が遅れ、安全面から参拝時間を制限する神社もある。地域の復興を願う声が高まっている。
要約すると能登半島地震の被災地では、2023年元日を前に各地の神社が初詣の準備を進めているが、復旧作業が遅れているため、例年とは異なる対応が求められている。
特に、石川県珠洲市にある春日神社は、2022年6月の地震で倒壊した鳥居を約1年かけて再建したものの、2023年元日に再び地震が発生し、またもや倒壊してしまった。
社務所や本殿も損壊し、境内の石畳にはひびが残る状態で、宮司の葛原秀史さんは「地域あっての神社」と語り、住民の生活再建が進まない限り神社の復興も難しいと述べている。
例年は夜間も参拝を受け入れていたが、今年は安全面を考慮し、参拝時間を午前8時から午後5時に制限することにした。
さらに、珠洲市三崎町の須須神社も影響を受けており、3基の鳥居のうち1基が2023年5月の地震で倒れ、元日には津波に襲われてさらに1基が流失した。
禰宜の猿女豊信さんは、初詣が復興に向けた気持ちを整理する機会であるとし、参拝者が少しでも元気になってくれることを願っている。
地域の神社が抱える課題と復興への願いが交錯する中、初詣の準備が進められている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7b4a73679d6234fb872b45f0de688f34abce6fbf