冬のボーナス予想は中央値「40万~60万円」、期待感は低め
転職サイトを運営するMS-Japanによると、最も多くの回答者が予想したのは「40万円以上~60万円未満」で、全体の19.4%を占めています。
次いで「20万円以上~40万円未満」が17.1%、そして「120万円以上」が16.3%という結果となりました。
この調査では、全国の会社員の約6割が冬ボーナスに対して「期待していない」と回答しており、特に20~30代の若手層では47.1%が期待感を持たないとしています。
企業規模が大きくなるほどボーナスに期待している割合が増える傾向も見られました。
ボーナス額の増減予想に関しては、増えると予想する理由の1位が「会社の業績」で、次いで「夏のボーナスが昨年より高かったから」という意見が多く見受けられました。
夏のボーナス支給額については、47.1%が「変わらなかった」とし、増えたと感じている人は36.0%に留まっています。
大企業でも、2023年にボーナスが増えたのは約4割に過ぎません。
また、賃金の向上に対する期待についても、半数以上が「期待できない」と回答しており、調査対象者374人のうち33.5%が「あまり期待できない」とし、29.9%が「期待できない」としています。
この調査は全国の管理部門・士業の374人を対象に、11月8日から17日の間にインターネットで実施されました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e98d8d784eb9286d49f2ff1330693eecda5d5caf
コメントでは、冬ボーナスに関する様々な意見が交わされていました。
多くの人がボーナスの支給額に期待を寄せていたものの、実際に手にする金額が少ないことに対する不満が目立ちました。
具体的には、支給額が150万円であっても、手取りは89万円程度にしかならないといった声があり、税金が高すぎると感じる人が多かったです。
また、ボーナスの額面が増えても、天引きの割合が増加するため、実質的な手取りはほとんど変わらないという意見もありました。
このような状況から、税金の取り方や社会保障についての疑問が浮かび上がっていました。
さらに、調査結果の信頼性についても懸念が示され、調査対象が少数であったり、業種や企業規模の違いが考慮されていないことが指摘されていました。
ボーナスの支給額だけを見て判断するのは難しいとの意見もあり、賃金全体の構成を考慮する必要があるとされていました。
特に、ボーナスが生活において重要な役割を果たしていることが再認識され、ボーナスがないと生活が厳しいと感じる人も多かったようです。
全体として、冬ボーナスに対する期待感と現実のギャップが強く表れており、税金や社会保障制度への不満が根底にあることが分かりました。
ネットコメントを一部抜粋
たった374人に対する調査…
支給150万、手取り89万ほど。
賞与の考え方に決まりがない以上比較する意味がわからない。
ボーナスだけ見ての判断もね。
2024年「賞与はない」企業は12.8%。